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イニシャルDを語ろう!
●スラムダンクも天才「桜木花道」が強敵に出会うたびに成長し、その天才達を凌駕していくサクセスストーリーであったが、イニシャルDの藤原拓海も無名の謎の人物から英雄に成り上がるプロットを踏んだ天才型サクセスストーリーである。
●主人公の拓海はどうみても普通の高校生である。普段は「ぼっとー」している。クルマの運転も店の手伝いとしか感じておらず、ガソリンスタンドのバイト仲間からはバカにされていた。しかし、一度「切れる」とそのポテンシャルの高いこと高いこと(笑)。切れた時の峠走りはオーラーが漂い、スーパー・スペシャリストの本領を発揮する。
●とうふ屋の営業車(まあ、普通はハチロクは使わないでしょうけど(笑))というおよそヒーローらしくないクルマで最新のクルマ達をねじ伏せていく痛快さはたまらないものがある。
●イニシャルDは特にクルマの性能による勝負というものには重点を置いていない。性能の低いクルマでもドライバーのテクニックが優れば、モンスターマシンを軽くかもるのである。R32のGT-Rがハチロクに負けても、それはそれで納得ができる。
●ここに登場する「走り屋」にはポリシーがある。ルールとかマナーを重視しており、バトルが血なまぐさく描かれていないところに好感が持てる。なかには、性格が悪い走り屋も登場するが拓海に完敗し事故るものの拓海のドライビングテクニックに惚れてその信奉者となるものまでいる。
●イニシャルDは青春アニメでもある。学園ラブコメ的要素もふんだんに盛り込まれており拓海のラブラブも気になるものである。多少、援交で気になるものの「なつき」とのラブロマンスも微笑ましい。池谷先輩の純情さは「佐藤真子」ちゃんとのすれ違いのラブの撃沈で却って評価が高い(<わたしの世界だけですが(笑))それから、池谷先輩の二枚のNISMOシャツの話しもいいですね。
●拓海のおやじ「藤原文太」も味がある。名前は、某有名俳優を意識しているみたいであるが、「巨人の星」的のスーパーおやじであるが「星一徹」ほど、冷徹ではない。息子の性格を熟知し自分の後継者たる峠のスペシャリストを育て上げる、その手段、陰謀には舌をまく。ある意味では、拓海はこのおやじの血をひく純血種のサラブレットである。いずれは、このおやじと拓海との峠走りバトルを見たいものである。(おいおい)
●峠走りのドリドリものであるから、登場車種も峠仕様的なクルマとなっている。さすがに、スカイラインというクルマは峠グルマという気がしないが、まあ、スカイライン党としては、それは、それで納得している。GT-Rは一応誰が乗ってもそこそこ速いモンスターであるわけだし、「中里毅」みたいな立派なポリシーがなければ嫌みなクルマになってしまう(涙)高橋啓介にもGT-Rは嫌われているわけであるが、やはり、スカイラインが好き!とうい方もよろしく(って何が?)
●イニシャルDの「D」は何だろう?素朴な疑問が湧く。おそらく、ドリフトの「D」だと推測される。ドリフトのキング、ミスター・ドリフトの称号がイニシャル「D」なんだろうね。